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海外研修記

2008年4月 フランス研修の旅

3月19日
日本を出発
3月20日
パリ17区
Boulangerie Patisserie Alsaciene R. Maeder での研修

研修

ムッシュメデールと。
メデールさんの所で働くのはもう5回目。毎年フランスへ来る毎に働いています。
私と同じ年のオーナーシェフ。コンクール入賞歴も多く、勉強熱心で、パンを作る仕事を愛する本当にいい人です。
私はメデール氏との出会いを通して、ほんとにたくさんの感動や喜びをもらいました。パンを作る仕事を通して、言葉や価値観の違う国の人ととも、笑い合い語り合えることを知りました。人の心の温かさ、心が通じあえる喜び。人として忘れてはいけない基本となることをいつも思い出させてくれます。

研修

メデールさんの店のパンスペショー。
・穀物入りバゲット
・フーガスオリーブ
・ラボリオ(ライ麦・レーズン・ヘーゼルナッツ入り)
・パンオセーグル
などいろんな種類があります。

研修

メデールさんはアルザシアンなので(お父さんがアルザス出身)クグロフ、プレッチェッル、リンツァーなどアルザス菓子もあります。
写真は、クグロフ、量り売りのケイク、いちじく入りリュスティック。

研修

今年訪れた時季は、復活祭(パック)のお菓子を作っていました。
写真はアニョーパスカルといって、アルザスの伝統的なお菓子です。
パックの時季、1週間だけ作ります。スポンジ菓子です。シンプルだけど。とてもおいしかったです。
方にバターを塗り、生地を流し込んで35分ほど、オーブンで焼きます。オレンジフラワーウォーターで香り付けしてました。

研修

メデールさんのパン屋のお菓子です。
フランスでは、パン屋さんといっても必ずパンとお菓子を売っています。メデールさんのところのお菓子はどれもおいしく私は好きです。
写真は
・りんごやアプリコットのタルト
・ミルフィーユなど

3月21日
オーナーのメデール氏とパリ郊外にあるメデール氏の友人のパン屋さん
Boulangerie Altisanale Christophe Pouget を訪問

研修

ムッシュメデールとパン屋さんめぐり
朝6時に店で待ち合わせし、パリの郊外へ車を走らせました。
写真は、メデールさんの友達クリストフさん。
いい人の友達はほんとにいい人でした。
とても親切に店のパンのこと、設備のことを説明してくれ、いつでも勉強においでと言ってくれました。

こんな所にこんなレベルが高くていいパン屋があるなんて!とびっくりしました。
今回の旅の中で食べたバゲットで一番おいしくて感動したのは、ここのバゲットでした。

研修

どのパンもいい表情してました。
・作っている製法へのこだわり
・商品のアイテム
・店づくり
全てにおいて、高レベルのパン屋さんだと思います。

バゲットは皮が薄皮で、奥深い味わいと余韻があり、ほんとおいしかった忘れられない味となりました。

3月22日
メーデルさんのパン屋さんで研修
3月23日〜29日
パリ9区
2007年バケットコンクール1位
Arnaund Delmontel での研修

研修

今回の旅の一番の目的は2007年バゲットコンクール1位の店、アルノーデルモンテルでの研修でした。
デルモンテル氏は料理人出身、パンに合うサラダを始め、サンドイッチもおいしかったです。
料理人のスリランカ出身の彼とは、いろんな話をしました。国のことやフランスに来てからのこと…。
働くスタッフはみんなフレンドリーでした。
オーナーの人柄は働くスタッフにも浸透するんだと思います。パン部門のシェフ、トマもとても優しい青年でした。
無口なんだけど、やさしさはすごく伝わってきました。言葉ではないんですよね。お互いの気持ちが伝わること…。
パンの味わいは期待したよりも普通だったけど…、日曜日は2000本近くもバゲットを作りました。生地をこね成型し、焼くことを繰り返したことは私の中で大切な思い出です。

研修

デルモンテル氏のお店は、お菓子部門も有名で、すごくきれいなお菓子を作っています。
パン屋さんは、朝から夜までひたすらにバゲットを焼きます。パンスペショー(カンパーニュやライ麦パンなど)は1日1回焼きます。
日本人のお米と同じ存在がフランス人にとってはパンであり、命の糧を作る仕事がパン職人です。

3月30日
ユーロパン視察。
クープドモンドドウラブーランジェリー 日本出場の日

研修

ユーロパンという大きな展示会を見に行きました。
この会場にグルニエアパンのブースがありました。トレボンがオープンする直前、今から約6、7年前、私はグルニエアパンで1週間研修したことがあります。このグルニエアのブースを見ていたとき、その時一緒に働いた職人さん2人がいることに気づきました。
すごくびっくり… 声をかけようと思いましたが、まさか何年も前たった1週間研修した私のこと覚えてるはずないと思ったのであきらめてました。でもすれ違った時、目が合うと、彼のほうから”元気だった?”と声をかけてくれたのです!その日一番うれしかったのはこの事で、この後みんなにうれしい!うれしい!って言いふらしたほどでした。
今どうしてるとかいろんな話をして、記念に一緒に写真をとりました。
出会い・思わぬ再会・感動・喜び!!!
きっとまた合える日を楽しみにしています。

研修

クープドモンドドウラブーランジェリー(パンの世界杯)の日本戦を見に行きました。

研修

・パン
・ヴィエノワズリー
・飾りパン
3人の代表選手が1チームで1ヶ国の選手たちが8時間という制限時間内で作品を作り上げます。
写真は日本の飾りパンです。

研修

写真はフランスの飾りパン。
今回日本はおしくも入賞できませんでした。
価値観の違う様々な国からの審査員が集まって審査をします。
誰が見てもすばらしく、味が良い作品を目指さなくてはいけないことを思いました。
今、自分がいる場所だけで良しとされている価値観にとらわれすぎることなく、自分の中の最高のものを目指し、追求していかなくてはいけないんだなぁと思います。

私は次回のクープドモンド日本代表選手を目指しています。
今の技術ではまだまだダメですが、努力すれば必ず夢は達成できると自分を信じて、がんばります!
他国では、今回もアメリカチームに女性代表選手が2名いました。日本ではまだです。パン業界において女性の職人さんもすごく増えています。
労働環境、結婚など様々な問題で長くつづけられない人も多いけど、がんばればやれるんだという光になりたいと思っています。

3月25日〜30日
パリ12区
Boulangerie d'ISa での研修

研修

2年前に1週間ほど研修しました。
とっても気さくで、いいおっちゃんという感じのオーナーです。今回ボンジュ−ル!と遊びに行くだけの予定だったのですが、”今年は働かないのか?”と言われ、”では2日だけ働きます!”と、急きょ働くことにしました。
みんなとも久しぶりの再会。とても居心地のいい大好きなパン屋さんです。

研修

今回2週間ちょっとの間に3軒ものパン屋さんで働いたので、楽しかったけど、自分でも、けっこうハードだなぁと感心してました。
パンを通じての出会い、心が通じる喜び…本当にすばらしいものです!

4月1日〜2日
アルザス〜日本へ。
アビアントの松尾シェフ、コムシノワの西川シェフ、トレボンスタッフのもりと4人で旅に出ました。
2日、ユーロパン・クープドモンド表彰式を見て、日本へ

研修

パリ〜アルザス間にTGVが走ったおかげで2時間20分で行けました。(前は4時間かかったので大変でした)
TGVの車内で西川シェフはずーっとしゃべりっぱなしで、いろんなお話がきけてとても楽しかったです!!

写真はコムシノワの西川シェフと、アビアントの松尾シェフと、アルザス地方、ストラスブール大聖堂の前で。
ほんとおいしいものをお腹いっぱい食べた旅となりました。

研修

写真はお昼に食べたベツコフ(アルザス地方の伝統料理)
他にもシェークルートやブーダンノアール、ポトフなどをみんなで注文し、いろんな味を楽しみました。
その後、大聖堂の近くにあるネゲルと言うお菓子屋さんにてデザートを食べました。
(ネゲルはとてもレベルの高いパン、お菓子、惣菜を作っているお店です。)

研修

ストラスブールのお菓子やさんやパン屋さんを見てまわりました。
写真はプチットフランスにて。
建物、街並がすごくかわいいです。

研修

夜もアルザス料理をたんのう。
写真はタルトフランベです。
(ベーコン・オニオンがのった薄いピザ)
心ゆくまで話して、食べて、とっても楽しい2日間でした。
コムシノワの西川シェフ、アビアントの松尾シェフと一緒に旅ができるなんて、ほんと幸せです!

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